おふろの王様 花小金井店 (2020/9/13)

日帰り, 1回目, 晴れ後小雨, 2020年度中44湯目

小金井公園の「江戸東京たてもの園」でぬくもりと希望の空間～大銭湯展を見学したあと、近くの温泉スーパー銭湯「おふろの王様 花小金井店」で入浴した。

成分総計4,500mg/kgのなかなか良い食塩泉で、加水無しの掛け流しをやっている。浴槽の湯は新鮮で温泉的な浴感は感じられるし、濃すぎずまったりと入浴できる温泉。かなり混んでいるのが珠に傷。

施設・温泉概要

所在地: 東京都小平市花小金井南町3-9-10
Web: 花小金井店 | おふろの王様
日帰り入浴: 可 9:00-24:00 (受付23:00)
宿泊: 不可

源泉名: 王様温泉 花小金井の湯
湧出量: 255 ℓ/分 (掘削1500m・動力揚湯)
泉温: 42.8 ℃
pH: 7.9
成分総計: 4531 mg/kg
泉質: ナトリウム－塩化物温泉 (低張性・弱アルカリ性・高温泉)
旧泉質名: 食塩泉 / 弱食塩泉

一番良い浴槽の温泉利用方法:

1,500m地下から湧出する熱の湯

「おふろの王様 花小金井店」は東京都小平市、西部新宿線の花小金井駅から徒歩1kmの場所にあるスーパー銭湯。東京、埼玉、神奈川に9店舗を展開する「おふろの王様」の1店舗。おうろの王様は温泉のイメージがあまり無いが、9店舗のうち6店舗が天然温泉を使用している。以前、海老名店 (2020/3/7) で入浴した。

⬑ 住宅地に現われるスーパー銭湯

⬑ 入口は頻繁に人が往来し賑っている

⬑ 入口で源泉を紹介

上の写真から書き起してみる。関東のスーパー銭湯でお馴染「熱の湯」。

緑豊かな武蔵野の西側に位置し、かつて新田開発の地として栄えた「花小金井。」花小金井の名称は、江戸時代に八代将軍徳川吉宗の命により玉川上水の両岸およそ六キロに渡り植栽された、小金井桜が由来とされています。関東随一の桜の名所であり、小金井の名所でもあるこの桜並木は、今もなお、人々の心に潤いをもたらす名勝の地として、親しまれています。
そんな自然の豊かさに恵まれた武蔵野の台地に、王様温泉「花小金井の湯」は誕生しました。
地下一五〇〇メートルから汲み上げられた源泉は、塩化物泉を泉質とし、別名「熱の湯」とも言われています。高い保温効果と殺菌作用が期待できるほか、神経痛・筋肉痛の緩和、冷え性や婦人病などにも効果がご期待いただけます。
日々の暮らしでは味わうことのできない心地よさ、露天ならではの開放感と、爽快な風を感じながら、どうぞ心ゆくまでおくつろぎください。

⬑ 小綺麗な館内

⬑ 脱衣場側前で振り返る

⬑ 温泉以外も色々ある

温泉浴槽と浴感

温泉を使った浴槽は4つ。内湯あつ湯、露天風呂岩風呂、源泉 王様の湯、寝湯、壺湯。うち,源泉 王様の湯が最も良い浴槽で、加温有り、加水無し、循環無し、消毒無しで掛け流し。円形に近い岩風呂で、詰めれば4人が入浴できる。温いのもあって混んでいるため、大体定員で入浴していた。

湯口は上側の岩の口より湯がジャバジャバと流れ出している。時々ボコボコと音を立て、湯量は1秒周期程度で変動し脈動しているようだ。
10分のうち1分くらい、なぜか湯が止まるときがある

湯の色は濃い琥珀色で半透明。浴槽の底は少しぼやけて見える。浴槽内側は焦げ茶色に着色され、趣がある。水面付近の浴槽縁には小さなトゲトゲ状の析出。湯口から出る湯も琥珀色をしており、湯口下の湯の流れは、焦茶色のスクリーンのようになっている。

湯口から湯を汲んで飲んでみると、微食塩味で、薄い塩スープのような味がした。匂いは薄っすらと粘土系の鉱物油臭が、一瞬だけ香る。弱い匂いで入浴中にはあまり感じられない。

温度は42℃くらいで、見た目から感じる濃さよりも、長く浸かることのできる温泉。しかし上がったあとには温かさが持続し、なかなか汗が引かない。指先まではっきりとしたヌルヌルが感じられた。

温泉の成分

以下は自前のプログラムに分析書のデータを入力して、自動計算したもの。本物の分析書とは計算精度等の理由によりやや値が異なる場合があるかもしれない。

源泉名: 王様温泉 花小金井の湯
湧出量 255 L/min (掘削・動力揚湯)
pH 7.9
泉温: 42.8 ℃
泉質 ナトリウム－塩化物温泉 (低張性・弱アルカリ性・高温泉)
溶存物質合計 (ガス性のものを除く) 4528.79 mg/kg
成分総計 4531.39 mg/kg

温泉の成分は以下の通り:

(1) 陽イオン

(2) 陰イオン

(3) 遊離成分

(4) その他の微量成分

下記にも掲載しました。
王様温泉 花小金井の湯 - 湯花草子