土曜日

大湯は入浴料金を払うと入れる共同浴場。日帰り入浴は300円だが、山田温泉宿泊者は宿で半券を150円にて購入できる。
あつ湯とぬる湯の2つの浴槽がある。
あつ湯は44度位でちょうどよかった。少し加水されているのかもしれない。仕方がないだろう。浴槽は大きめで10人以上が同時に入れそうである。しかし湯口は2つついており湯は十分に新鮮だった。無味、少しの硫化水素臭。無色透明だが少し青白く感じた。底には白い湯の華が薄く沈んている。
あつ湯に注ぐ湯口の一つはカランと兼用である。どういうことかというと、湯口に至る樋が途中で分岐し4つのカランに続いている。カランと言っても樋に隙間が空いて湯が流れでるだけの簡単な構造である。木板を嵌めて堰き止めることで湯が止まる。湯が止まると残された湯は湯口側に流れ浴槽に注がれる。さらに面白いのは樋、カランが全て木製でおそらく手製であるということだ。手作りで浴室設備を作るとは恐れ入る。素晴らしい。

山田温泉 地図

山田温泉大湯 温泉分析書