宿泊, 1回目, 晴れ
加護坊温泉さくらの湯 に入浴したあとは、新堤自然公園キャンプ場でテントを張り、独り夜を過ごした。無人・予約不要のキャンプ場で、チェックイン・チェックアウトも無いため、行き当りばったりで赴いても宿泊可能だ。この手のキャンプ場はその性質上、僻地にあるのが常なのだが、ここは東北一の都市である仙台市からわずか40km程度しか離れておらず、国道4号からも田舎道を2km走れば到着できる大変便利な立地である。鳴子温泉や栗駒などが近く温泉ファンにとっても最高の宿泊地であることは間違いない。この立地で無人キャンプ場が継続できるのは、利用者の高いモラルの賜物である。丁寧に使っていきたいところだ。
国道4号を北へ走っていき、古川を過ぎると集落と林と水田が交互に現れる地域に差し掛かる。少し進むと、そのまま道路は高清水バイパスになり、信号機の間隔は1km超まで広がって車の流れが滑らかになる。そうしたらそれっぽい十字路の信号機で左折してバイパスを降りると、舗装路にも関わらず左右の田んぼに道幅を圧縮された立場の弱い道路に入る。この田舎道を適当に安全運転で流していくと、T字路で高清水新堤の看板がわかりにくく出現するので左折。2つの池の間を通り抜ける細道を過ぎるとすぐキャンプ場である。
↑ 手前が高清水新堤、対岸中央付近がキャンプ場
車は進入できないので左側の駐車場に駐めて、テント一式を抱えてキャンプ場へ入る。道路から入ってわずか20mも歩けばテントを設営できる広場に出る。なんて便利なんだろう。
↑ 写真中央すぐの広場が幕営地
↑ 案内図 レーク広場と左右のブロックがテントを張れるようになっている
1ブロックごとに、記事冒頭の写真以上の広さがあるので、全体として大変広々としたキャンプ場だ。今回は私の他に4張のテントがあったが、互いに全く干渉し得ない距離を保っていた。
なお水場は右側ブロックの上側にある。駐車場から遠いためか、周囲にはテントが1つも無かった。利便性も兼ねて次回訪れたときには右側ブロックで泊まってみたい。
↑ 水場 日が暮れると見つけにくいので、明るい内に探しておこう。
キャンプ場内は全体が池側に傾斜しているので、寝るときには頭の向きには工夫が必要。夜は、真ん中のブロック最上部に設置された明るい電灯が照らしており、夜でもそこそこ明るい。特に不満は無いがウシガエルが一晩中賑やかに鳴いていた。
↑ 中央の荷物が畳んだ後のテント