雨 1回目 日帰り

秋田県大仙市の公営宿泊施設の温泉。以前は南外村の村営だったようだが、現在は合併により大仙市になっているから、市営なんだろうか。

すぐ東には湯ノ神温泉 神湯館、西には秘湯を守る会会員の岩倉温泉がある。両者と比べると本施設はまた無名な印象。

私も直前に神湯館に行ったが、大曲の花火の日は日帰り入浴4時から、とのことで南外ふるさと館に来た。

東に小さい山を越すとすぐ大曲の花火会場エリアになる。今日はまさに花火の日であったが、入浴客は少しだけ。地元の人らしき老人と、花火客らしきおじさんと私もだけだった。

あと、休憩室では地元のばあちゃんらがゆったりしていた。

南外ふるさと館受付

施設の内観はまさに公営という感じの施設。

南外ふるさと館 料金表

宿泊料金が1泊3000円とやたら安い。

南外ふるさと館 館内図

南外ふるさと館 脱衣場入口

南外ふるさと館 脱衣場

南外ふるさと館 脱衣場

浴槽は10人サイズ程度の大浴槽と、2人サイズの打たせ湯兼浴槽みたいなものの2つ。

大浴槽は角に湯口あり、44℃位の湯がジャバジャバと出ている。
湯口から離れた位置にジャグジーあり。

浴槽の湯は41℃くらいのようだったが、熱めに感じて長く入れなかった。ちょっと固い感じの湯ざわりだった気がする。

分析書にると加温無し、加水無し、循環有り、消毒有りとのこと。ジャグジーの湯はまあ循環だろう、といったところだが湯口は循環かどうか判断がつかなかった。

飲んでみると芒硝の味を感じた。湯口の湯は無臭。
浴槽の湯は少しだけ塩素消毒の匂いがした。
見た目は無色、透明。

打たせ湯では、天井からかなり勢い良く湯が落とされていた。浴槽の湯は39℃くらいでぬるめ。

南外ふるさと館 温泉分析書

源泉は松木田温泉第1号、第2号混合泉。分析年月日は2018.3.27、湧出量記載無し、泉温53.4℃、pH8.5、密度1.002、泉質はナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉。溶存物質 (ガス性のものを除く) 4.524g/kg、成分総計 4.524g/kg。
陽イオンはナトリウムイオン (Na) 1109mg/kg 48.20mval 66.50mval%、カルシウムイオン (Ca) 47.86mg/kg 23.88mval 32.95mval%、カリウムイオン (K) 6.6mg/kg 0.17mval 0.23mval%、計1600mg/kg 72.48mval。陰イオンは塩化物イオン (Cl) 1923mg/kg 54.24mval 73.47mval%、硫酸イオン (SO4) 920.6mg/kg 19.17mval 25.97mval%、炭酸イオン (CO3) 5.7mg/kg 0.19mval 0.26mval%、計2860mg/kg 73.83mval。

こうしてみるとなかなか良い成分を持っている。湧出量が分からないが、かけ流しだったら化けるかもしれない。

https://blog.goo.ne.jp/furusatokan