蒲田から1kmくらい歩いたところにある大きな温泉銭湯。健康ランドと市の施設を足して2で割ったような雰囲気の建物。東京都では照の湯、第一相模湯に続き最南部の温泉である。もっと南に六郷温泉があったが2016年に廃業している。
町田市南部に温泉があればここよりさらに南があることになるが、取り敢えずは無さそうである。

玄関

浴室入口

湯は17.5度の重曹泉でいわゆる黒湯。湧出量は182L/分。
加温、加水、循環消毒しているとのこと。

黒湯利用の浴槽は内湯と露天風呂がある。他に水風呂、ジェットバス、通常浴槽等あるがいずれも色は無かった。

内湯は8人なら入れそうな広さである。四角い湯口から褐色透明な湯がたっぷりと注がれている。オーバーフローは無かったのでどこかで吸入されていると思われる。42度程度に調整されているようだ。浴槽脇にカランが着いていたが、捻っても何も出てこなかった。

露天風呂は浴室奥のドアを開け、階段を6段くらい下ったところにある。小さ目のL字型をした浴槽。変わった形をしているのはスペースの都合だろう。
こちらは内湯と異なり、湯口は設置されておらず、浴槽底から湯が注入されているようだ。細く湯を注ぐ口が浴槽底に等間隔で6点ほどあり、泡がポコポコしている。湯は内湯と同じだろう。
露天風呂の浴槽にもカランがあったが何も出ず。

見通しが5cm程度のかなり濃い黒湯である。湯の中は全く見えない。この濃さの湯にしては珍しく、湯の華の浮遊は見られなかった。除去されてしまっているのか?あるいは元々そういう湯なのか?

甘さのあるはっきりとしたモール臭。湯に鼻を近づけると感じられる程度の強さだった。
消毒しているとのことだが塩素の匂いは特に感じられなかった。

肌触りは大変にぬるぬるしており、指先、足先までぬるぬるして心地良い。入浴中に浴感が衰えることがなかった。周辺の湯でもぬるぬるは強い方だろう。

成分分析表は撮影し逃した。浴室入口のすぐ横にあるのでカメラを構えにくい。今度、営業終了時間の間際に行ってみたいと思う。