土曜日

廃墟寸前として有名な温泉宿。一時間ほど入ったが、他の客の気配もなく、終始借りきり状態だった。 浴槽が二個あったが、片方にしかお湯が入っていなかった。インターネットの情報を見ても長い間片方しか入っていないとみられる。湯が入っていた方はしかし、熱い湯が蓄えられていた。44℃くらい、源泉が30℃とのことなので、これは加温された湯だったようだ。
二つの湯口があり、ハンドルで湯量を調整するシンプルなもの。ひとつが源泉、もうひとつは加温湯だったらしい。
湯は白濁、透明度30㎝ほど、味はやや酸味、飲むと強力な卵臭。世間的は色物扱いされることが多いが、那須湯本の独自源泉に貸しきりで浸かることができる、よい風呂だ。また訪れるかもしれない。