2019/10/26 ラビスタ安比高原

2019/10/26 ラビスタ安比高原

曇り 宿泊 1回目

ラビスタ安比高原は、安比高原のリゾート地にある温泉付きホテル。

ドーミーインと同じ経営で清潔

共立メンテナンスが経営するリーズナブルなホテルである。共立メンテナンスは、ビジネスホテルのドーミーインの他、いくつかの観光地でもホテルを運営しているようだ。

また、日帰り入浴施設もやっており、東京都足立区の大谷田温泉 明神の湯や、行田天然温泉 古代蓮物語が同社によるものである。

2019/5/3 大谷田温泉 明神の湯
https://yu.xaxxi.net/2019/05/03/2019-5-3/

大谷田天然温泉は入湯済みだが、平日に源泉掛け流しデーがあるらしいのでいずれ再挑戦する予定。

行田天然温泉は未訪問。ネットで調べたところでは、湯口から加温湯を投入し、浴槽内で循環湯と混合させている模様。大谷田天然温泉のように消毒臭が強くなければいいが…。

ラビスタ安比高原 正面

ちょうど紅葉のピークだったので景色は良かった。

モルデン沸石から出湯する源泉

脱衣場入口の前に源泉の解説が掲示されており、モルデンの湯の由来について説明されている。

ラビスタ安比高原 モルデン層について

当モルデンの湯は、当館所有の安代町細野地区のモルデン沸石原石層から出湯する我が国でも稀有な温泉です。泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉 (旧名称重曹泉) です。
…略…
※モルデン沸石 (学名ゼオライト) について
新生代新第三期 (今からニ四〇〇万年前から百七〇万年前) に珪酸の多い岩石の隙間に結晶した岩石でナトリウム分を多く含み、イオンを吸着、交換する性質がある。

ゼオライトは多孔質構造の結晶性アルミノ珪酸塩の総称らしく、結晶構造により様々な種類の沸石が天然または人工物で見つかっており、モルデン沸石はその内の1つのようだ。

アルミノ珪酸塩というのは、二酸化珪素構造において一部の珪素がアルミニウムに置き換わったもの。

沸石が地下の熱水作用で生成されるらしく、単に出湯するというよりは、熱水が元々あって沸石が作られたのかもしれない。

掲示の下に飲泉所もある。この施設で源泉をそのまま楽しめるのはここだけ。

ラビスタ安比高原 飲泉所

味はメモを取り忘れてしまったが、無味、無臭だったと記憶。

内湯、露天風呂が1つずつ

館内には男女別の大浴場と、2つの貸切風呂があった。貸切風呂は宿泊者でも有料のようだったので利用せず。

施設の入口は2階で、階段を降りた1階に浴場がある。

ラビスタ安比高原 館内図

時間により男女の浴室入れ替えになるらしい。前日、東京から夜通し車を走らせてきて休息が必要だったため、片方しか入れなかった。

ラビスタ安比高原 脱衣場入口

ラビスタ安比高原 脱衣場

入浴した浴室は内風呂に大浴槽と水風呂、露天風呂に1つ浴槽があった。

内湯大浴槽は正方形で15人が入浴できそうな大きさ。湯口があり加温した湯が流れ出ている。浴槽内でも側面から湯の注入あり。オーバフローは無し。加温循環消毒と思う。

ラビスタ安比高原 内風呂全景

ラビスタ安比高原 内湯湯口

内湯の湯口上にも、モルデンの湯についての解説が掲示されている。

ラビスタ安比高原 モルデンの湯について

露天風呂は4人程度が入れるサイズ。内湯と比べてより強いぬるぬるした感触があった。こちらも加温循環だろう。匂いはやや鼻を突くときがあった。オーバフローは無し。湯口以外からの注入も無し。

ラビスタ安比高原 露天風呂

ラビスタ安比高原 露天風呂湯口

紅葉はいい感じだった。

ラビスタ安比高原 露天風呂頭上

浴場は深夜2時から1時間のみ利用不可。

ラビスタ安比高原 利用可能時間

源泉名はとびや温泉 (モルデンの湯)。分析年月日は2004.9.7。湧出量は記載無し、pH8.4、泉温54.1℃、溶存物質 (ガス性のものを除く) 1238mg/kg、成分総計 1246mg/kg、泉質はナトリウム-炭酸水素塩泉 (低張性弱アルカリ性高温泉)。

陽イオンは
ナトリウムイオン (Na) 332.0mg/kg 14.44mval 98.23mval%、
カリウムイオン (K) 3.7mg/kg 0.09mval 0.61mval%、
カルシウムイオン (Ca) 1.7mg/kg 0.08mval 0.54mval%、
アルミニウムイオン (Al) 0.5mg/kg 0.06mval 0.41mval%、
以下略、
計338.3mg/kg 14.70mval。

陰イオンは
炭酸水素イオン (HCO3) 798.8mg/kg 13.09mval 88.74mval%、
フッ素イオン (F) 12.2mg/kg 0.64mval 4.34mval%、
塩素イオン (Cl) 16.2mg/kg 0.46mval 3.11mval%、
炭酸水素イオン (HCO3) 12.1mg/kg 0.40mval 2.71mval%、
硫酸イオン (SO4) 5.7mg/kg 0.12mval 0.81mval%、
硫化水素イオン (HS) 1.3mg/kg 0.04mval 0.27mval%、
以下略、
計846.3mg/kg 14.75mval。

遊離成分で非解離成分は
メタケイ酸 (H2SiO3) 38.4mg 0.49mmol、
メタホウ酸 (HBO2) 15.2mg 0.35mmol、
計53.6mg 0.84mmol。

ラビスタ安比高原 温泉分析書

アルミニウムイオンやフッ素イオン、硫黄成分が重曹泉にしては多く含まれており、特徴のある温泉成分。アルミニウムは沸石の名残なんだろうか。

なかなか悪くない泉質なのだが、加温有り、循環、濾過有り、消毒有りなのが惜しい。浴槽サイズに対し湧出量が足りないのか?

分析書としては非解離成分をミリバル表記していることが少し珍しい。

Tagged in: 岩手県, 八幡平市, 八幡平温泉郷, 2019年度