2019/8/19 出湯温泉華報寺共同浴場

2019/8/19 出湯温泉華報寺共同浴場

晴れ 日帰り 1回目

新潟県阿賀野市の五頭山麓には温泉が密集しており、五頭温泉郷と呼ばれている。この温泉郷には出湯温泉、今板温泉、村杉温泉という温泉がある。出湯温泉は弘法大師開湯の湯とされ、1200年の歴史があるらしい。華報寺共同浴場は出湯温泉の一番奥、華報寺の敷地内にあるが、ここがまさに弘法大師により開かれた湯である。ちなみに現在は動力揚湯とのことだ。当時は自噴したのだろうか。

華報寺共同浴場正面

朝6時から入浴でき、五頭温泉郷では一番朝早くから開いている。今回、前日は杉村温泉の奥のキャンプ場に宿泊し、6時ぴったりに共同浴場に到着した。
しかしなぜか既に4人ほど入浴していて、うち2人はすぐに出ていった。華報寺の住職らしき人もいた。

入り口の券売機で入浴券を購入し、施設内の番台で提示するタイプである。男湯と女湯はその先で分かれている。

華報寺共同浴場券売機

脱衣場と浴室があり、浴室内の中央部に大きな浴槽があり、その手前左手に上がり湯がある。シンプルな構造である。

華報寺共同浴場浴室入口

浴室内左手奥に岩が積まれており、その中腹に湯口がある。湯は岩を流れて浴槽に注がれる。流れの途中にはコップが置かれており、それを使い湯を飲むことができる。

岩の最上部、男湯と女湯を仕切る壁の上には小さい弘法大師の像が立っている。岩の上に立つ大師に見下されながら (見守られながら) 入浴することになる。

華報寺共同浴場浴室

湯は加温有り、加水無し、消毒無し、循環無しと聞くが、湯口からは源泉がそのまま流されていると思われる。浴槽内底面から注入される湯のみ最低限の加温か。

設置されたコップで飲んでみると無味であるが、ほのかな水の甘みがある。

無臭。無臭透明。
タイルの色を映して鮮やかな水色に見えた。
浴槽内の温度は40度ほどで温め。浴感はさっぱりしているがよく温まる。

朝から入浴するには最高の湯である。じっくりゆっくり入浴すれば至福だ。自宅が近くにあったら毎日入りたい。

地元の人がシャンプーとアカスリを貸してくれた。見ず知らずの人にアカスリまで貸してくれるとはなんておおらかなんだろうか。別に求めてはいなかったのだが、旅は道連れ夜は情け、とのことだ。ちょうど昨日、湯野浜温泉に石鹸を忘れてきたところだったのでありがたく使わせていただいた。

華報寺共同浴場分析書

源泉名は出湯温泉漲泉窟。ちょうせんくつと読む。調査はH26.8.11、泉温37.7℃、湧出量220L/分、pH8.4、蒸発残留物は386mg/kg、溶存物質 (ガス性のものを除く) 390.1mg/kg、成分総計390.1mg/kg。泉質は単純温泉である。

陽イオンはナトリウムイオン (Na) 54.6mg/kg 2.37mval 49.90mval%、カルシウムイオン (Ca) 46.3mg/kg 2.31mval 48.63mval%、カリウムイオン (K) 1.64mg/kg 0.04mval 0.84mval%、計103.2mg/kg 4.75mval。陰イオンは硫酸イオン (SO4) 198.8mg/kg 4.14mval 83.13mval%、炭酸水素イオン (HCO3) 31.1mg/kg 0.51mval 10.24mval%、塩化物イオン (Cl) 7.2mg/kg 0.2mval 4.02mval%、計240.9mg/kg 4.98mval。

成分の絶対量は薄めで、比率的には硫酸塩泉。腸に優しそうな温泉だ。

華報寺について

出湯温泉地図

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