2019/4/5 松川渓谷温泉滝の湯
金曜日 曇り 日帰り
混浴の大露天風呂が目立つが、個人的には内湯が気に入っ た。湯の鮮度が良い。浴槽の構造から、湯が常に新しく入れ替わっていると思われる。
露天風呂、内湯ともに同じ源泉。
露天風呂は20人は入れそうな位に広い。信州一と言われたらしい、今はどうかわからない。広いため位置により温度が異なる。湯口付近では44度くらい、離れたところでは41度くらい。
内湯も広いが、岩の配置上10人は入れなそう。温度が全体的に高く45度くらいあるため、そもそもそこまで人が来なそうだ。
強くない硫黄泉らしい味。少しの硫化水素臭。無色透明で湯の底に白い湯の華が沈澱していた。なお湯の華の浮遊も内湯の方が少ない。湯が常に入れ替わっているためだろう。
強い個性は無いが、長時間入浴し楽しめる湯である。何となく岩室温泉のだいろの湯を思い出した。
利用源泉は、インターネットで見つけてきた温泉分析書によると信州高山温泉 第一源泉と第二源泉の2つ。
信州高山温泉 第一源泉 (H20.11.27) は、泉温54.0℃ (高温泉)、湧出量41.7L/分 (掘削動力揚湯)、pH7.99 (弱アルカリ性)、成分総計1197.0mg/kg。陽イオンはカルシウムイオン (Ca) 169.5mg/kg 8.46mval 61.25mval%、ナトリウムイオン (Na) 108.0mg/kg 4.7mval 34.02mval%、カリウムイオン (K) 15.1mg/kg 0.9mval 2.8mval%、計296.5mg/kg 13.81mval。陰イオンは硫酸イオン (SO4) 430.0mg/kg 8.95mval 64.51mval%、塩素イオン (Cl) 107.8mg/kg 3.04mval 21.32mval%、炭酸水素イオン (HCO3) 109.8mg/kg 1.8mval 12.97mval%、チオ硫酸イオン (S2O3) 0.7mg/kg 0.01mval、硫化水素イオン (HS) 0.1mg/kg 0.003mval、計650.0mg/kg 13.88mval。
溶存ガスは遊離二酸化炭素 (CO2) 8.8mg/kg 0.2mmol、遊離硫化水素 (H2S) 無し。
総硫黄量は0.5mg/kg。泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉に分類される。旧泉質名は含食塩石膏泉。
非遊離成分は、メタケイ酸 (H2SiO3) 162.5mg 2.08mmol、メタホウ酸 (HBO2) 78.6mg 1.79mmol。
信州高山温泉 第二源泉 (H20.11.17) は、泉温55.2℃ (高温泉)、湧出量79.5L/分 (掘削動力揚湯)、pH7.6 (弱アルカリ性)、成分総計836.3mg/kg。
陽イオンは、カルシウムイオン (Ca) 125.0mg/kg 6.24mval 64.14mval%、ナトリウムイオン (Na) 67.6mg/kg 2.94mval 30.24mval%、マグネシウムイオン (Mg) 3.2mg/kg 0.26mval 2.71mval%、計206.4mg/kg 9.72mval。陰イオンは、硫酸イオン (SO4) 299.4mg/kg 6.23mval 63.32mval%、塩素イオン (Cl) 78.6mg/kg 2.22mval 22.52mval%、炭酸水素イオン (HCO3) 79.3mg/kg 1.30mval 13.20mval%、チオ硫酸イオン (S2O3) 2.6mg/kg 0.05mval 0.47mval%、硫化水素イオン (HS) 0.1mg/kg 0.003mval 0.03mval%、計461.0mg/kg 9.84mval。
溶存ガスは遊離二酸化炭素 (CO2) 9.7mg/kg 0.22mmol、遊離硫化水素 (H2S) 無し。
泉質はカルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉に分類される。旧泉質名は含食塩石膏泉。
非遊離成分は、メタケイ酸 (H2SiO3) 109.5mg 1.40mmol、メタホウ酸 (HBO2) 49.0mg 1.12mmol。
分析表参考
- 滝の湯 松川渓谷温泉 【源泉かけ流しどっとねっと】 http://www.gensenkakenagashi.net/nishihonsyu/onsenlist/matsukawatakinoyu.html
- [長野] 新しいオーナーで再出発を果たした完全な湯治宿 松川渓谷温泉/滝の湯 [高山村]: ネギ的民宿旅行記 http://minshu-ku.seesaa.net/article/454460170.html